現在の店名は「金青堂 GOLD BLUE」ですが、昔の店名は「金青堂」。昭和20年代から駄菓子や学校の洋服、文房具等をおばあちゃんがひとりで売っているお店でした。

北側の第1中学校、隣接の第2小学校の殆どの生徒はこの店で体操着や下履きを買っていただけでなく、忘れ物や連絡に困った子供は公衆電話を利用し、学校帰りにアイスや駄菓子を買う店でもありました。学校を抜け出してきた子供を先生から匿って話を聞いてあげるなど
優しくもあり、時にはいたずらな子供を厳しく怒鳴ったり、おしゃべり好きな
おばあちゃんで、牛乳瓶の底の様な度ぎつい丸眼鏡からインパクトが強烈で、
ついたあだ名は店名から「金ばば」、子供達には有名なおばあちゃんでした。

縁あってこの店舗地を譲っていただいた時から、いつか親しまれていたお店を始めたいと
思っていましたので、開店時の店名に「金青堂」は外せる筈がありませんでした。

「金ばば」のお陰で小・中学校を卒業した多くの方から『なつかしい』と訪ねていただき、わざわざ友達から連絡があったからと遠方から遥々来られる年配の方もいらっしゃいます。

他の店にはない「金青堂」の名前の由来は当店の強みでもあり、誇りでもあります。